「もっと貯金しないと」は、心構えとしては立派ですが、計画としてはほとんど役に立ちません。金額がなく、期限がなく、順調かどうかを確かめる手立てもない。だから、静かにやめてしまうのがとても簡単です。
「8か月後の旅行のために24万円貯める」は、種類の違う言明です。目標額があり、期限があり、単純な割り算から月あたりの金額が出てきます。月3万円です。この具体性こそが、漠然とした心構えを、自分で照らし合わせられるものに変えます。
具体的な目標のほうが持ちこたえる理由
具体的な目標は、遅れているときにはっきりした合図をくれます。8か月で24万円に届くはずのバケットが、5か月目で9万円しかなければ、それはすぐ目に見えますし、調整もできます。漠然とした目標は、その合図を決してくれません。遅れる対象となる目標が存在しないからです。
「いつか」を数字に変える
目標が最初は曖昧でも、やることは単純です。おおよその金額とおおよその期限を置いてみる。どちらもあとで見直す見積もりで構いません。あとからいくらでも精度を上げられる目標のほうが、数字を一度も与えられなかった目標よりはるかに役に立ちます。