多くのサブスクサービスは年払いに割引を用意していて、「20%お得」「2か月分無料」といった見せ方をします。割引そのものの計算はたいてい単純です。人がつまずくのは、資金繰りを勘定に入れたうえで二つの選択肢を公平に比べるところです。
「安い」と「楽」は別のこと
月1,000円か年9,600円かという価格設定なら、これは本物の割引です。12,000円に対して9,600円ですから。けれども、9,600円が1月に一括で落ちるのは、月々の家計にとって、12か月に均等にならした1,000円とはまるで違う体験です。年額の請求を見込んでいなければ、年間合計は安くても、落ちた月の家計には穴が開きます。
驚かずに年払いを活かす
対処法は年払いを避けることではありません。年額をあくまで月額換算の一行として扱うことです。年9,600円は、毎月請求されようが一括で請求されようが、月800円の支出です。そう記録しておけば割引はきちんと自分の側に残り、資金繰りの衝撃だけが平らにならされて、特定の月に不意打ちとして降ってこなくなります。
目安としては、そのサービスを1年間使い続ける確信があり、一括の請求をあらかじめ見込んでいるなら、年払いは得です。どちらかが欠けるなら、考え直す価値があります。